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Raspberry Piを使った格安シンクライアントの製作
端末サーバへの自動接続設定

新しいデバイス「Raspberry Pi 2」 用のレシピはこちら



    ここでは、RPi-TCを起動した際に、自動的にリモートデスクトップPCや、VMwareViewサーバに接続する設定方法を紹介します。

    まずは、Raspberry Piの電源を入れて、RPi-TCを起動します。

    autostartの設定

  1. RPi-TC」を起動すると、まず以下のデスクトップ画面が表示されます。


  2. デスクトップの部分を右クリックして、以下の通り、メニューから「Configurations」-「Change Autostart Applications」を選択します。


  3. autostart」の内容が、以下の通りleafpadエディタで表示されます。
    起動時に自動的に接続したい端末サーバ用のアプリケーションの、先頭の「#」を外し、接続に必要なオプションを設定し、保存します。


    端末サーバがリモートデスクトップPCの場合の設定例

  4. RPi-TC」を起動した際に、自動接続するネットワーク上の端末サーバが、以下のリモートデスクトップPCの場合
    設定内容 オプションと引数
    解像度1280 x 720-g 1280x720
    自動ログインID自動ログインしない-u <なし>
    ログインパスワードなし-p <なし>
    ログイン後の暗号化無効-E
    ネットワークの帯域LAN-x l
    データの圧縮有効-z
    ビットマップキャッシュ有効-P
    音声のリダイレクト有効-r sound:local:alsa:default
    リモートデスクトップPCのIPアドレス192.168.1.200192.168.1.200
    以下の通り、autostartの「rdesktop」の行を編集します。
    #@rdesktop -u USERNAME -p PASSWORD -g 1280x720 -E -x l -z -P -r sound:local:alsa:default 192.168.0.100

    ↓以下の通り変更し、保存します。
    @rdesktop -g 1280x720 -E -x l -z -P -r sound:local:alsa:default 192.168.1.100


    設定終了

  5. autostart」を保存できれば、設定は完了です。
    leafpadを終了し、以下の通りデスクトップの右クリックメニューから、「Shutdown」を選択します。

    以下の通り、シャットダウン中の表示になります。


    電源切断

  6. 画面が真っ暗になれば、システムは終了し、Raspberry piも以下の待機状態になります。

    ここで電源を切ってください。


    以上で設定は完了です。

    次に電源を入れれば、設定した端末サーバに自動接続する、シンクライアントが利用できます