Linux活用レシピ > 会社で活用 > ラズパイにRockyLinuxをインストール
このページでは、「Raspberry Pi」に2021/12/31でサポート終了のCentOS8の移行先として有力なRockyLinuxをインストールするレシピを紹介します。


省電力なRocky Linux日本語版サーバーを作成
基本操作


    ここでは、「Rocky Linux」の基本操作を簡単に紹介します。

4. Rocky Linuxの基本操作

4-1. ログイン

    Raspberry Pi にSDカードを挿し、起動すると以下のログイン画面になりますので
    Rocky Linux 8.5 (Green Obsidian)
    kernel 5.10.78-v8.1.el8 on an aarch64
    
    localhost login:
    

    ここで、以下のデフォルトのユーザIDとパスワードでログインします。

              ユーザID  :rocky
              パスワード:rockylinux
      
      ※「root」ユーザではログインできません。以下に記述の通り一旦「rocky」でログインして切り替えます。

    以下のようになればログイン完了です。
    [rocky@localhost ~]$
    

4-2. rootユーザへの切り替え

    「rocky」でログインしている状態から以下のコマンドで、rootユーザに切り替えられます。
    [rocky@localhost ~]$ sudo su[ENTER]
    以下の通り「rocky」のパスワードの入力が求められます。
    [sudo] password for rocky:  <----上記「rocky」のパスワードを入力
    
    パスワードが入力できれば以下のコンソールの表記になり、rootユーザになったことがわかります。
    [root@localhost rocky]#
    

4-3. 設定されたIPアドレスの確認

    Rocky LinuxはDHCPクライアントがデフォルトで有効ですので、ルータやサーバでDHCPサービスが実行されていれば、有線LANでネットワークに接続するとIPアドレスなどの情報を自動構成します。

    以下のコマンドで、現在設定されているIPアドレスの情報が得られます。
    [rocky@localhost ~]$ ifconfig[ENTER]
    結果は以下の通り表示されます。IPアドレスは赤色の部分です。
    eth0: flags=4163  mtu 1500
            inet 192.168.10.121  netmask 255.255.255.0  broadcast 192.168.10.255
            inet6 fe80::a834:a0ae:d2d2:17a2  prefixlen 64  scopeid 0x20
            ether dc:a6:32:2f:93:0f  txqueuelen 1000  (Ethernet)
            RX packets 834  bytes 59777 (58.3 KiB)
            RX errors 0  dropped 17  overruns 0  frame 0
            TX packets 271  bytes 24946 (24.3 KiB)
            TX errors 0  dropped 0 overruns 0  carrier 0  collisions 0
    

4-4. SSHでの接続

    Rocky Linuxは起動直後からsshサーバは機能していますので、Teratermなどで接続可能です。

    ログインするユーザIDは「rocky」とそのパスワードで、こちらも直接rootユーザではログインできませんので、一旦ユーザID「rocky」でログインして「root」ユーザに切り替えてください。

4-5. シャットダウン

    シャットダウンは以下のコマンドで可能です。
    [rocky@localhost ~]$ sudo shutdown -h now[ENTER]