Linux活用レシピ > 会社で活用 > ラズパイにRockyLinuxをインストール
このページでは、「Raspberry Pi」に2021/12/31でサポート終了のCentOS8の移行先として有力なRockyLinuxをインストールするレシピを紹介します。


省電力なRocky Linux日本語版サーバーを作成
日本語デスクトップ環境の設定


ここでは、「Rocky Linux」に日本語デスクトップ環境をインストールし、Raspberry Pi上で動作する「Rocky Linux」のデスクトップクライアントとして利用できるよう構成するレシピを紹介します。


5. GUI環境設定

5-1. レポジトリ「EPEL」をセット

    まず、以下のコマンドで、高品質な追加パッケージのレポジトリ「EPEL」をセットします。
    $ sudo dnf install epel-release[ENTER]
    $ sudo dnf --enablerepo=epel group[ENTER]
    

    正常にセットできたか、以下のコマンドで確認し、「Xfce」がリストにあるか確認してください。
    Available Environment Groups:
       Server with GUI
       Server
       Minimal Install
       KDE Plasma Workspaces
       Custom Operating System
    Installed Groups:
       Xfce <-----これがあればOK

5-2. デスクトップパッケージのインストール

    次に、以下のコマンドで、デスクトップパッケージをインストールしていきます。
    $ sudo dnf groupinstall "Xfce" "base-x"[ENTER]
    
    ※インストールにはRaspberry Pi 4 でも1時間程度かかりますので、しばらくお待ちください。
    ※インストールの確認メッセージは「y」キーで進めてください。

    インストールが完了すれば、以下のコマンドで起動時に自動的にグラフィカルインターフェイスが起動するよう設定して下さい。
    $ sudo echo "exec /usr/bin/xfce4-session" >> ~/.xinitrc[ENTER]
    $ sudo systemctl set-default graphical[ENTER]
    

5-3. 日本語入力プログラムをインストール

    日本語入力プログラムを以下のコマンドでインストールします。
     $ sudo dnf -y install ibus-kkc[ENTER]



5-4. 再起動を行いGUIログイン画面を表示します。

    日本語入力の設定動画は以下になります。
    まずは再帰動し、以下の通りGUI画面を表示します。
    GUIログイン画面

    ログインするには、「Rocky Linux default user」をクリックして、ユーザー「rocky」のパスワードを入力してください。
    GUIサインイン

    以下の通り、デスクトップ画面が表示されます。
    GUIサインイン


5-5. 日本語入力プログラムの設定

    以下の通り、デスクトップ上の任意の場所でマウスの右クリックメニューから「設定」を選択します。
    設定画面

    「設定」画面が以下の通り表示されますので、左メニューで「地域と言語」を選び、右ペインの「入力ソース」項目にある「+」ボタンをクリックします。。
    地域と言語

    以下の通り、「入力ソースの追加」画面が表示されるので、「日本語」を選択します。
    日本語選択

    一覧から「日本語(かな漢字)」を選択して「追加」ボタンをクリックして、画面を閉じます。
    「日本語(かな漢字)」を選択

    上段のパネルの入力ソースの切り替えアイコンが出ますので「日本語(かな漢字)」を選択すると、日本語が入力できます。
    「日本語(かな漢字)」を選択

    試しに、以下のエディタで日本語入力や漢字変換を確認します。
    エディタ起動

    日本語入力の切り替えは、このほか「半角/全角」キーでも切り替えることができます。
    日本語変換 日本語変換

    以上で日本語デスクトップ環境の設定は完了です。