Linux活用レシピ > 会社で活用 > ラズパイにRockyLinuxをインストール
このページでは、「Raspberry Pi」に2021/12/31でサポート終了のCentOS8の移行先として有力なRockyLinuxをインストールするレシピを紹介します。


省電力なRocky Linux日本語版サーバーを作成
イメージ書き込み


ここでは、Raspberry Pi に載せるOS「Rocky Linux」のイメージをダウンロードし、SDカードに書き込むレシピを紹介します。

KNOPPIXのターミナルを使用して書き込む手順ですが、他のLinuxでも同じような手順でできますので、読み替えてください。


1. Rocky Linuxの入手

1-1. Rocky Linuxのダウンロード

    KNOPPIXで起動しターミナルから以下のコマンドでイメージファイル名を指定しダウンロードします。
    $ wget http://download.rockylinux.org/pub/rocky/8/rockyrpi/aarch64/images/RockyRpi_8.5_20211116.img.xz[ENTER]
    ※ダウンロードサイトは以下になりますので、Rocky Linuxの最新の公開されているバージョンを確認し、イメージファイル名をそのバージョンに置き換えて、上記コマンドは実行してください。
    https://wiki.rockylinux.org/en/special-interest-groups/alt-arch/raspberry-pi

1-2. インストールするデバイスの確認

    Rocky Linuxを書き込むSDカードを、KNOPPIXで起動しているPCのSDカードスロットにさし、以下のコマンドで確認します。
     $ parted -l[ENTER]
    結果、以下のように「Disk /dev/mmcblk0」になっている部分がSDカードのデバイス名です
    ..省略
    Model: SD SS16G (sd/mmc)
    Disk /dev/mmcblk0: 15.9GB
    Sector size (logical/physical): 512B/512B
    Partition Table: msdos
    Disk Flags:
    
    Number  Start   End     Size    Type     File system  Flags
     1      4194kB  273MB   268MB   primary  fat32        lba
     2      273MB   15.6GB  15.3GB  primary  ext4
    ..省略
    ※間違ったデバイスに書き込まないよう、念のためSDカードを挿す前と挿した後で上記コマンドの実行結果のデバイス名で確認してください。

1-3. Rocky Linuxの書き込み

    ダウンロードしたイメージファイルをSDカードに以下のコマンドで解凍しながら書き込みます。SDカードのデバイス名で置き換えてください。

     $ sudo bash -c "xzcat RockyRpi_8.5_20211116.img.xz > /dev/mmcblk0"[ENTER]
                           ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^   ^^^^^^^^^^^^
                          イメージファイル名              デバイス名