◆3. OSのインストール◆
3-1. BIOSの設定
インストールCDから起動できるようBIOSの設定を行います。
- PCの電源を入れ「Delete」や「F1」等を押してBIOSを起動してください。
- 起動順序はHDDよりCD-ROMが優先になるように以下の例のように設定してください
3-2. インストールCDからの起動
インストールCD 「Disk1」をドライブに挿入してPCを起動します。
- 最初に[boot:]というメッセージが表示されますので、[Enter]キーを押して進んで下さい。
3-3. インストールCDのチェック
作成したCDのチェックが行えます。
- 以前チェックを行っているインストールCDであればここは「skip」して下さい。そうでない
場合は正常にインストールCDが焼けているかチェックを行うことをお勧めします。
- CDのチェックが終わったら、以下の画面は内容を確認し「Next」ボタンで進んでください。
3-4. 言語の選択
- 「Japanese(日本語)」を選択して「Next」ボタンを押下してください。
3-5. キーボード設定
- 「Japanese」を選択して「次」ボタンを押下してください。
3-6. モニタの設定
- ここはモニタが自動検出されます。もし「モニタ未検出」となった場合は「Generic」からモニタの表示できる解像度を選択するか、分からない場合はそのままにして「次」ボタンを押下してください。
3-7. インストールタイプの種類
- インストールタイプの種類は「サーバー」を選択し、「次」ボタンを押下してください。
3-8. ディスクパーティションの設定
- 録画データ用の領域を有効に取りたいため「Disk Druid を使用して手動パーティション設定」を選択し、「次」ボタンを押下してください。
3-9. ディスクの詳細設定
- ディスク設定の初期画面です。
ハードディスクを以下のように分割します。
/boot | ext3 | 100M | ブートパーティション |
| swap | 搭載メモリx2 | スワップ領域(搭載メモリ128M以下の場合は256Mにする) |
/ | ext3 | 残りすべて | ルートパーティション。最大限に取ります。 |
実際に以下の手順で、ディスクを分割していきます。
- 「新規」ボタンを押し、以下の「パーティションの追加」画面を表示し「/boot」パーティションを作成します。
「マウントポイント」に「/boot」
「容量(MB)」に「100」
「固定容量」のチェックを入れて、「OK」ボタンを押下します。
- さらに「新規」ボタンを押し、今度は「swap」パーティションを作成します。
「ファイルシステムタイプ」に「swap」
「容量(MB)」にパソコンに搭載しているメモリの倍の容量を入力します。
ただし、メモリ容量が128M以下の場合は「256」としてください。
「固定容量」のチェックを入れて、「OK」ボタンを押下します。
- 最後に「新規」ボタンを押し、「/」(ルート)パーティションを作成します。
「マウントポイント」に「/」
「最大許容量まで使用」のチェックを入れて、「OK」ボタンを押下します。
- 最終的に以下のようにパーティションが分割指定できたことを確認し。「次」ボタンを押下し進んでください。
3-10. ブートローダーの設定
- ブートローダーの設定は標準でGRUBが設定されています。そのままの設定で、「次」ボタンを押下します。
3-11. ネットワークの設定
ここではネットワークの設定を行います。
- ネットワーク設定の初期画面です。
ネットワークは自宅の環境にあわせて設定してください。
この説明では以下の設定を行う場合を例に説明します。
tvrecorder | TV録画サーバの名前(任意) |
192.168.1.100 | TV録画サーバのIPアドレス(ネットワークで重複ないように) |
255.255.255.0 | ネットワークのサブネットマスク(ネットワークに合わせる) |
192.168.1.1 | インターネットへ接続できるルータのアドレス |
192.168.1.1 | プロバイダのDNSサーバのIPアドレスまたは最近のルータは
DNS代理応答できるのでその場合はルータのアドレス |
実際に以下の手順で、ネットワークの設定を行います。
- 最初に、画面の「編集」ボタンを押し、以下の画面を表示させます。
- 「DHCPを使用して設定」チェックを外します。
- 「起動時にアクティブにする」チェックを入れます
- 「IPアドレス」、「サブネットマスク」を入力し、「OK」ボタンを押下します。
- 最初の画面に戻りますので「ホスト名」、「ゲートウェイ」、「1番目のDNS」を設定します。
- 「手動設定」チェックを入れ、右にホスト名を入れます。
- 「ゲートウェイ」にインターネットへ接続できるルータのアドレスを入れます。
- 「1番目のDNS」にプロバイダのDNSサーバのIPアドレスまたは最近のルータは
DNS代理応答できるのでその場合はルータのアドレスを入れます。
すべて入力し終わったら「次」ボタンを押下します。
3-12. ファイヤーウォールの設定
- ファイヤーウォールの設定は以下の画面のように、「ファイアウォールなし」を選択し、「SELinuxを有効にしますか?」は「無効」にして「次」ボタンを押下します。
- 以下の警告メッセージは無視して、「続行」ボタンを押下してください。
3-13. 追加の言語サポート
- 追加の言語サポートはそのまま「次」ボタンを押下します。
3-14. タイムゾーンの選択
- タイムゾーンの選択はそのまま「次」ボタンを押下します。
3-15. Rootパスワードを設定
- スーパユーザのパスワードを設定します。なるべく半角で数字・大文字・小文字・記号をおりまぜたパスワードを設定してください。
3-16. パッケージグループの選択
- パッケージグループの選択では、一覧の中から「GNOME デスクトップ」と「開発ツール」にチェックを追加で入れ、その他のチェックはそのままで「次」ボタンを押下します。
3-17. インストール準備完了
- 確認し「次」ボタンを押下します。
- 必要なインストールメディアも準備ができていることを確認し、「続行」ボタンを押下します。
3-18. パッケージのインストール
- パッケージのインストールは数十分かかります。
- 途中ディスク交換のメッセージが出れば、ディスクを交換し「OK」ボタンを押下して続行させてください。
3-19. OSインストール完了
- 以下の画面が出ればOSのインストールは完了です。
- 「再起動」ボタンを押下して、CDを取り出してください。
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