Linux活用レシピ > 家電の制作 > RaspberryPiでライブストリーミング環境を構成
このページでは、「RaspberryPi」と、それで動作するOS「Raspbian」で、安価にリアルタイム動画を配信する環境(ライブストリーミング環境)を構成するレシピを紹介します。


RaspberryPiを使ったライブストリーミング環境の製作
必要ハード

Raspberry Pi 本体

    まずは、Raspberry Piラズベリーパイ)を、購入しましょう。
    モデルが新しいほどなめらかな動画が配信できます。このレシピではRaspberry Pi 3を使った内容で紹介します。 Raspberry Pi 3は、Amazonやネットオークションでも販売されていますので、手軽に入手できます。
    モデルRaspberry Pi 3 Model B

記憶媒体

    16バイト以上のmicroSDメモリーカードを準備します。

    Raspberry Piは、OSをmicroSDメモリカードにインストールして、それを本体に挿入して使います。

    サイズは8Gバイトあれば、ベースOS「Rasbian」が入りますが、ストリーミング環境を構成するため様々なアプリケーションを追加でインストールしますので、16Gバイト以上は必要です。

    microSDカード
    16Gバイト以上

周辺機

    映像と音声を入力するWebカメラを準備します。

    Raspberry PiにUSBで接続して映像と音声を入力するマイクが内蔵されたWebカメラを準備します。

    このレシピではWeb会議用で用いられるWebカメラ「BSW200MBK」を使います。

    Webカメラ
    Web会議用で用いられるマイク内蔵の一般的に入手できるもで、だいたいは認識します

ケーブル類

    1. 電源ケーブル

    Raspberry Piの電源は、スマートフォン充電器で使われている、5V 1.5〜2A の電流をUSBケーブルに出力できるACアダプタ、microUSB B端子 の電源を使います。

    注意!
    ACアダプタの中には、電流が1.2A未満のものがあります。その場合「Raspberry Pi 1 Model B」は大丈夫ですが、「Raspberry Pi 2 Model B」「Raspberry Pi 3 Model B」はOSが起動できず、画面がカラー表示で止まることがあります。
    microUSB B端子を拡大したものが、右の写真です。
    2. モニタケーブル

    モニタケーブルは、HDMIケーブルまたは、モニタ側がDVIインターフェイスしかない場合は、HDMIとDVIの変換ケーブルを用意してください。
    HDMI端子を拡大したものが、右の写真です。
    3. LANケーブル

    LANケーブルは、「Raspberry Pi」からインターネットに接続するのに必要となります。

    なお、Raspberry Pi 3から無線チップが内蔵されていますので、このレシピでも紹介しているWiFi(無線)設定を行えばLANケーブルは不要です。
    4. その他入力インターフェイス

    入力インターフェイスとして、USBキーボードとUSBマウスを準備してください。ほとんどのものは認識します。