◆Raspberry PiとTELLOをWiFiで接続◆

TELLOを制御するにはWiFiで接続する必要があります。 まずは、TELLOの電源を入れましょう。 TELLOの正面のLEDが激しく点滅したら準備完了です。 以下の通り、OS「Raspbian」で、右上のネットワーク部分をクリック 「TELLO-」から始まるTELLOのSIDを選択します。 以下の通りWiFiの表示が変わったら、Raspberry PiとTELLOがWiFiで接続できました。

TELLOをScratchでコントロールするには、「Node.js」を使って「Tello.js」を裏で実行しておく必要がありますので、以下の手順で実行してください。 まず、Raspbianのメニューから赤枠の部分をクリックしてターミナルを起動します。 「Tello.js」は準備段階で、ホームディレクトリの「Downloads」の「Scratch」ディレクトリに保存しましたので、以下のコマンドで、カレントディレクトリを変更します。 pi@raspberrypi:~ $ cd ~/Downloads/Scratch/[ENTER] pi@raspberrypi:~/Downloads/Scratch $ 「Tello.js」を実行します。 pi@raspberrypi:~/Downloads/Scratch $ node Tello.js[ENTER]

以下の手順でScratchのTELLO拡張を行います。 まずは、Raspbianスタートメニューから「Scratch2」を起動します。 「Scratch2」が起動できれば、メニューからキーボードの「SHIFT」キーを押しながら、「ファイル」メニューをクリックし、表示される「"Import experimental extension"」をクリックします。 URLに「"/home/pi/Downloads/tellocontJp.js"」と入力し、「Load」ボタンをクリックして準備したTELLO拡張ファイルを読み込みます。 すると以下の通り「スクリプト」の「その他」にTELLOのコントロールが表示され、使えるようになります。

では、既にプログラミングされた「Tello用Scratchスクリプトセット」をダウンロードし、TELLOを自動飛行させましょう。 これにより、どうプログラミングすればTELLOが制御できるか、学べるかと思います。 以下のリンクからScratchのTELLO拡張機能「Tello-Visual.zip」を入手します。 Tello-Visual.zip こちらのサイトにスクリプトセットが何種類か公開されています。 ブラウザからダウンロードすると、ホームディレクトリの「Downloads」ディレクトリに保管されますので、 ターミナルから以下の通り、「Downloads」ディレクトリで解凍します。 pi@raspberrypi:~ $ cd ~/Downloads[ENTER] pi@raspberrypi:~/Downloads $ unzip Tello-Visual.zip[ENTER] 「Downloads」ディレクトリ直下に「Tello-Visual.sb2」が作成されます。 確認しましょう。 pi@raspberrypi:~/Downloads $ ls[ENTER] Scratch Tello-Visual.sb2 tellocont.js tellocontJp.js Scratch.zip Tello-Visual.zip tellocont.zip それでは、プログラムを「Scratch2」から読み込ませます。 ファイルメニューから「Load Project」を選択します。 先ほど解凍した「Tello-Visual.sb2」を指定して、「開く」ボタンをクリックし、読み込みます。 ロードが完了すると、以下の通り読み込まれます。 それでは、TELLOを飛ばします。以下の赤枠の「キーが押されたとき」部分をマウスでクリックすると、TELLOのフライトが始まります。 いかがでしょうか、TELLOが離陸後、四角形を描いてそののち着陸しますよね。

以上でスクラッチ「Scratch」プログラミングで、ドローン「TELLO」を飛ばすレシピは終わりですが、このレシピを通してドローンのものすごい可能性を感じていただけたかと思います。

ぜひ、皆さんのアイディアで自動飛行の可能性を伸ばしていきましょう。