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Raspberry Pi 3 を使った格安シンクライアントの製作

最新ファームにアップデート



    ここでは、作成した「Raspberry Pi 3」のシンクライアント「RPi-TC3」のファームを、最新にする方法を紹介します。

    特に「Raspberry Pi 3 Model B+」は「RPiTC 3 1.12」が対応しておらず、起動すらできないのですが、「Raspberry Pi 3 Model B」や、「Raspberry Pi 2 Model B」など「RPiTC 3 1.12」が対応しているデバイスで起動し、以下の方法でアップデートすることで、「Raspberry Pi 3 Model B+」でも利用できる「RPi-TC3+」のSDカードが作成できます。

    起動

  1. まずは、「Raspberry Pi 3」の電源を入れて「RPi-TC3」を起動します。


  2. 約15秒で、リモートデスクトップPCの画面が表示されます。


  3. 一旦「ESC」キーを押して以下の通りRPi-TCのデスクトップ画面に戻ります。


  4. デスクトップを右クリックして、以下のメニューから「Terminal Emulator」を選択します。


  5. エミュレーターが起動しますので、以下の通り入力していきます。
    $ sudo apt-get update [ENTER]
    $ sudo apt-get install rpi-update [ENTER]
    $ sudo rpi-update [ENTER]
    


  6. 以上でアップデートできましたので、最新のRaspberry piデバイスに対応した「RPiTC」の入ったSDカードは完成です。
    念のため以下のコマンドを入力し、再起動して動作するか確認してください。
    $ sudo reboot [ENTER]