Linux活用レシピ > knoppixの活用 > 丸ごとコピー


丸ごとバックアップについて

    このページではknoppixを用いてパソコンのハードディスクの中身を丸ごと別のパソコンにネットワーク経由 でバックアップする手順と、バックアップしたものを再びネットワーク経由でハードディスクに戻す手順をレシピとして紹介します。


用途について
    このレシピを利用すれば、レジストリが壊れたりしてWindowsパソコンが動かなくなっても、ハードディスクイメージを 丸ごと戻すことで、復旧させることができます。
    例えば、システム導入後のイメージを丸ごとバックアップして保存しておけば、通常バックアップでは復旧困難なトラブルがあった 場合に、ディスクイメージごと戻して、復旧させることができたり、Windowsのバージョンアップを行う前に、念のため丸ごとバックアップし、万一に備たりなど、様々なシーンに活用できます。
    さらに、バックアップの際イメージを分割できますので、CDに焼いて保存しておくことも可能です。
保存先について
    バックアップの保存先はWindowsXPを用いて準備する場合と、knoppixを用いて準備する場合の2種類紹介しますので、環境にあった ほう、使いやすいほうを選んでください。
バックアップ対象について
    バックアップ対象はWindowsパソコンの場合とLinuxパソコンの場合の2種類紹介します。
    WindowsはFAT32でフォーマット、Linuxはext3でフォーマットされている状態での説明となっています。
    WindowsのフォーマットはNTFSでもバックアップ可能のようですが、この手順の執筆段階では試せていませんので紹介はいたしません。
ネットワーク環境について
    ここの説明で、バックアップ対象・保存先の各パソコンのネットワーク環境は以下の通りとします。

    バックアップ対象のパソコン(knoppixで起動後に設定します)
    IPアドレス192.168.1.100
    サブネットマスク255.255.255.0
    ゲートウェイ192.168.1.1特に必要ありません
    1番目のDNS192.168.1.1特に必要ありません

    保存先のパソコン(knoppixを用いて準備する場合は、起動後に設定します)
    IPアドレス192.168.1.11
    サブネットマスク255.255.255.0
    ゲートウェイ192.168.1.1特に必要ありません
    1番目のDNS192.168.1.1特に必要ありません