◆WindowsXPをバックアップの保存先として準備する手順◆
WindowsXPをバックアップの保存先にするために、「Microsoft Windows Service for UNIX」(以下SFU)をインストールしNFSサービスを
立ち上げます。以下の手順はWindowsXP上での作業となります。
1. 「SFU」のダウンロード
2. 「SFU」のインストール
3. 「Server for NFS」起動の確認
4. 「SFU」の設定
次に、「SFU」の設定を行います。
- 「スタート」メニュー「コントロールパネル」−「管理ツール」−「Service For UNIXの管理」を選択します。
- 「ユーザ名マッピング」をクリックし、「ローカルコンピュータ上のユーザ名マッピング」画面を開き、
「パスワードファイルとグループファイルを使用する」をチェックします。
- ここで、knoppixの「passwd」と「group」ファイルを、「c:\SFU\etc\」に保存してください。
- 「パスワードファイルのパスと名前」に保存した「passwd」ファイルの場所を、
「グループファイルのパスと名前」に保存した「group」ファイルの場所を
、それぞれ参照ボタンで選んで、以下のように指定してください。
- 次に、画面右上の「適用」ボタンを押してください。
- 次に、画面上部の「マップ」ボタンを押して、以下の画面を表示してください。
- まず「ユーザマップの表示」をクリックし、「Windowsのユーザ一覧」「Linuxのユーザ一覧」
ボタン押し、以下の画面を表示します。
- 「Windowsのユーザ名」に「Administrator」を、「UNIXユーザ名」に「root」を選択し、
「追加」ボタン押し、以下のマップを追加します。
- 次に「グループマップの表示」をクリックし、同じように「Administrators」と「root」をマップします。
- 最後に、画面右上の「適用」ボタンを押して、「SFU」の設定を終了ください。
5. 「NFS」共有の設定
- 次にNFS共有設定を行います。バックアップの保存先にしたいフォルダを右クリックして「プロパティ」を選択してください。
「NFS共有」というタグをクリックし、以下の画面を表示させます。
この例では「NFS」というフォルダをバックアップの保存先として設定しております。
- 「このフォルダを共有する」を選択し、「共有名」に公開する共有名(このレシピでは「nfs」としました)
を入力、「エンコード」に「EUC-JP」を選択、「匿名のアクセスを許可する」をチェックして、
「匿名UID」「匿名GID」にそれぞれ「0」を入力し、「アクセス権」ボタンを押下します。
- 以下の「NFS 共有アクセス権」画面が表示されます。
- ここで、バックアップ対象のパソコン(設定予定のIPアドレス「192.168.1.100」)にフルアクセス権
を与えます。
なお、くれぐれも不正にアクセスされないよう、利用の際はできるだけバックアップ対象のパソコンと1対1で接続したLAN環境
で行ってください。
- 「追加」ボタンを押します。「クライアントとクライアントグループの追加」画面が表示されます。
- 「追加する名前」に設定予定のIPアドレス「192.168.1.100」を入力、「アクセス権の種類」ボックス
は、「読み書き」を選択、「エンコード」は「EUC-JP」を選択、「ルートアクセスを許可する」チェックをON
にして、以下の画面の状態で、「OK」ボタンを押下します。
- 「NFS 共有アクセス権」画面に戻り、以下のように「192.168.1.100」にアクセス権を与えた
状態で、「OK」ボタンを押下してください。
最後に、共有フォルダのプロパティ画面に戻りますので、「OK」ボタンを押下してください。
以上で、バックアップの保存先の準備は完了です。
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