Linux活用レシピ > 会社で活用 > ラズパイで作る省電力WOLServer | |
このページでは、「Raspberry Pi」に、「Python」、「Nginx」、「uWSGI+Django」を入れて、省電力なWOLServer(WakeOnLANサーバー)を作成するレシピを紹介します。 |
|
└ 説明 準備 ├ ハードウェア └ Raspbian日本語 作り方 └ WOLServer 利用 ├ 利用イメージ ├ パソコン設定 └ 無線設定 製品 このレシピで使用した「日本語版 Rapbian (LibreOffice付) インストール済SDカード 16G」\1900 は以下の販売チャネルで。 |
はじめに
◆省電力なWOLServer(WakeOnLANサーバー)を作成◆ |
pi@raspberrypi:~ $ |
お使いの無線アクセスポイントにもよりますが、ここでは認証方式を「WPA2-PSK」暗号化方式を「AES」でセキュリティ設定した一般的なアクセスポイントに接続する方法を説明します。
まず、接続したい無線アクセスポイントの<SSID>と<パスフレーズ>からアクセスポイントに接続する際に必要となる「psk」の生成を以下のコマンドで行います。
pi@raspberrypi:~ $ sudo wpa_passphrase <SSID> <パスフレーズ> |
network={ ssid="<SSID>" #psk="<パスフレーズ>" psk=b3590ecf3895100ff2ad105ffa47f5********************************** } |
「psk」が得られたら以下の通りviエディタで、「/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf」を編集します。
pi@raspberrypi:~ $ sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf |
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 country=JP #-->JPになっていない場合はこのように編集 |
ここで無線の設定を入れていきます。
「network={」から
「}」までを追記します。
認証方式が「WPA2-PSK」暗号化方式が「AES」ですので、ssid=に「SSID」とpsk=に上記で得られた「psk」を入力します。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 country=JP network={ scan_ssid=0 # <-ssidがステルスモードなら 1とします。 ssid="<SSID>" # <-ここにSSIDを入力します。 psk=<psk> # <-ここにpskを入力します。注)""で囲ってはいけない。 key_mgmt=WPA-PSK proto=RSN # 認証方式が WPA2-PSK の場合は RSN, WPA-PSKならWPA pairwise=CCMP # 暗号方式が TKIP なら TKIP, AESならCCMP group=CCMP # 暗号方式が TKIP なら TKIP, AESならCCMP } |
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 country=JP network={ scan_ssid=0 ssid="linuxmemo" psk=77196b83b3be536888eb20aab52e632c6f4e2e9c089eecc0a06651f5090af185 key_mgmt=WPA-PSK proto=RSN pairwise=CCMP group=CCMP } |
ちなみに、以下はステルスモードで、SSIDしか設定がなく、セキュリティなしの場合の入力書式です。
「network={」から
「}」までを追記します。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 country=JP network={ scan_ssid=1 ssid="<SSID>" key_mgmt=NONE } |
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 country=JP network={ scan_ssid=1 ssid="linuxmemo" key_mgmt=NONE } |
後は、再起動すれば、無線につながるはずです。
無事つながっていれば、デスクトップ画面の右上にあるネットワークの接続アイコンが、以下のように無線接続の表示に変わります。
いかがでしょうか。以上でRaspbianの無線へ接続するための設定は終了です。
LANケーブルを外して、インターネットが利用できることをご確認ください。