Linux活用レシピ > 会社で活用 > ラズパイで作る省電力WOLServer
このページでは、「Raspberry Pi」に、「Python」、「Nginx」、「uWSGI+Django」を入れて、省電力なWOLServer(WakeOnLANサーバー)を作成するレシピを紹介します。


省電力なWOLServer(WakeOnLANサーバー)を作成
必要ハード

Raspberry Pi 本体

    まずは、Raspberry Piラズベリーパイ)です。
    モデルが新しいほどサクサク動きますが、逆に消費電力は増えます。WakeOnLANサーバーは処理は軽いので、古いラズパイでも十分に動きます。
    例えばこのレシピで設定する際は最新のラズパイでサクサク作成し、本番稼働はSDカードを古いラズパイに差し替え消費電力を抑えて使うなど、メリハリを利かせて使い分けるのもいいと思います。
    Raspberry Pi 1 Model B
    Raspberry Pi 2 Model B
    Raspberry Pi 3 Model B
    で動作確認済です。
    モデル1か月あたりの電気代の目安
    Raspberry Pi 3 Model B38円/月
    Raspberry Pi 2 Model B34円/月
    Raspberry Pi 1 Model B32円/月

記憶媒体

    16Gバイト以上のmicroSDメモリーカードを準備します。

    Raspberry Piは、OSをmicroSDメモリカードにインストールして、それを本体に挿入して使います。

    サイズは8Gバイトあれば、ベースOS「Rasbian」が入りますが、Python,Nginx,uWSGI+Django等のモジュールを入れると、少しオーバー気味になりますので16Gあれば安心です。

    microSDカード
    16Gバイト以上

ケーブル類

    1. 電源ケーブル

    Raspberry Piの電源は、スマートフォン充電器で使われている、5V 1.5〜2A の電流をUSBケーブルに出力できるACアダプタ、microUSB B端子 の電源を使います。

    注意!
    ACアダプタの中には、電流が1.2A未満のものがあります。その場合「Raspberry Pi 1 Model B」は大丈夫ですが、「Raspberry Pi 2 Model B」「Raspberry Pi 3 Model B」はOSが起動できず、画面がカラー表示で止まることがあります。
    microUSB B端子を拡大したものが、右の写真です。
    2. モニタケーブル

    モニタケーブルは、HDMIケーブルまたは、モニタ側がDVIインターフェイスしかない場合は、HDMIとDVIの変換ケーブルを用意してください。
    HDMI端子を拡大したものが、右の写真です。
    3. LANケーブル

    LANケーブルは、ネットワークにマジックパケットと呼ばれるパソコンを起動する際の信号の発信や、ブラウザで「Raspberry Pi」で動いているWOLサーバーを操作する際に必要です。
    4. 入力インターフェイス

    入力インターフェイスとして、USBキーボードとUSBマウスを準備してください。ほとんどのものは認識します。