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このページでは、「Raspberry Pi」と、それで動作するOS「Raspbian」で、クラウドの仮想デスクトップサービスを利用し、使い捨てのデスクトップ環境(使い捨てPC)を実現するレシピを紹介します。


使い捨てのデスクトップ環境
必要ハード

Raspberry Pi 本体

    まずは、Raspberry Piラズベリーパイ)を、購入しましょう。
    モデルが新しいほどサクサク動きますが、このレシピ作成時点ではRaspberry Pi 3まで販売されてます。なお、
    Raspberry Pi 1 Model B
    Raspberry Pi 2 Model B
    Raspberry Pi 3 Model B
    で動作確認しています。
    それぞれ以下の動画の通りの使用感で、Raspberry Pi 3Raspberry Pi 2はほとんど速度は変わりません。ただ、Raspberry Pi 3は標準で無線LANを内蔵していますので、WiFiの環境であれば便利です。
    Raspberry Pi 3は、Amazonやネットオークションでも販売されていますので、手軽に入手できます。

    Raspberry Pi 3 Model Bを利用した場合の動画

    Raspberry Pi 2 Model Bを利用した場合の動画

    Raspberry Pi 1 Model Bを利用した場合の動画

記憶媒体

    4Gバイト以上のmicroSDメモリーカードを準備します。

    Raspberry Piは、OSをmicroSDメモリカードにインストールして、それを本体に挿入して使います。

    サイズは4Gバイトあれば、ベースOS「Rasbian」が入ります。

    microSDカード
    4Gバイト以上

ケーブル類

    1. 電源ケーブル

    Raspberry Piの電源は、スマートフォン充電器で使われている、5V 1.5〜2A の電流をUSBケーブルに出力できるACアダプタ、microUSB B端子 の電源を使います。

    注意!
    ACアダプタの中には、電流が1.2A未満のものがあります。その場合「Raspberry Pi 1 Model B」は大丈夫ですが、「Raspberry Pi 2 Model B」「Raspberry Pi 3 Model B」はOSが起動できず、画面がカラー表示で止まることがあります。
    microUSB B端子を拡大したものが、右の写真です。
    2. モニタケーブル

    モニタケーブルは、HDMIケーブルまたは、モニタ側がDVIインターフェイスしかない場合は、HDMIとDVIの変換ケーブルを用意してください。
    HDMI端子を拡大したものが、右の写真です。
    3. LANケーブル

    LANケーブルは、「Raspberry Pi」からインターネットに接続するのに必要となります。
    Raspberry Pi 3は標準で無線LANを内蔵していますので、WiFiの環境があれば不要です。
    4. 音声ケーブル

    音声は、3.5mmのステレオミニプラグを備えた、スピーカやステレオオーディオケーブルを準備します。

    以下の3.5mmのステレオミニプラグ側が、Raspberry Piと接続するインターフェイスです。
    3.5mmのステレオミニプラグを拡大したものが、右の写真です。

    なお、HDMIから音声が入力できるスピーカ内蔵ディスプレイがある場合は、音声ケーブルは必要ありませんし、そもそも音声が不要な場合も用意する必要はありません。
    5. 入力インターフェイス

    入力インターフェイスとして、USBキーボードとUSBマウスを準備してください。ほとんどのものは認識します。