Linux活用レシピ > 仮想通貨に活用 > RaspberryPiで仮想通貨の自動取引システムを作る
このページでは、「Raspberry Pi」と、それで動作するOS「Raspbian」を利用して、低電力の仮想通貨の自動取引システム(自動取引bot)を作る方法を紹介します。

RaspberryPiで自動取引システム(自動取引bot)を作る
必要ハード

Raspberry Pi 本体

    まずは、Raspberry Piラズベリーパイ)を、購入しましょう。

    モデルが新しいほど処理速度は速く、シグナル(プログラムに買うか売るかのトレードの判断指標になる取引ルール)が出た場合の売買がより速く処理でき、チャンスを逃すリスクが低減します。

    またバックテスト(過去の売買記録をもとにしたシグナルのシミュレーション)の処理時間が早くなり、シグナルを効率よくより短時間で検討できます。

    このレシピ作成時点ではRaspberry Pi 4まで販売されてます。なお、
    Raspberry Pi 1 Model B
    Raspberry Pi 2 Model B
    Raspberry Pi 3 Model B
    Raspberry Pi 4 Model B
    で動作確認していますので、どれかあればよく、 Raspberry Pi 4は、Amazonやネットオークションでも販売されていますので、手軽に入手できます。

    モデルRaspberry Pi 4 Model B
    モデルRaspberry Pi 3 Model B
    モデルRaspberry Pi 2 Model B
    モデルRaspberry Pi 1 Model B

記憶媒体

    16Gバイト以上のmicroSDメモリーカードを準備します。

    Raspberry Piは、OSをmicroSDメモリカードにインストールして、それを本体に挿入して使います。

    サイズは16Gバイトあれば安心です。
    ベースOS「Rasbian」は4Gあればいいのですが、開発用のモジュールの導入や日本語化を行うため、余裕をもって準備しましょう。

    なお、「Rasbian」は最新の英語版をダウンロードして使えますが、以下の記事も日本語版にするレシピを紹介しています。

    Raspberry Piを使ったライブストリーミング環境の製作

    また、日本語化した「Rasbian」のインストール済SDカードも以下のチャンネルで販売していますので、お時間のない場合はお求めください。。

    microSDカード
    4Gバイト以上

ケーブル類

    1. 電源ケーブル

    Raspberry Piの電源は、スマートフォン充電器で使われている、5V 1.5〜2A の電流をUSBケーブルに出力できるACアダプタを使います。
    「Raspberry Pi 3 Model B」以前はmicroUSB B端子、「Raspberry Pi 4 Model B」以降は microUSB Type-C端子の電源を使います。

    注意!
    ACアダプタの中には、電流が1.2A未満のものがあります。その場合「Raspberry Pi 1 Model B」は大丈夫ですが、「Raspberry Pi 2 Model B」以降はOSが起動できず、画面がカラー表示で止まることがあります。
    microUSB B端子を拡大したものが、右の写真です。
    microUSB Type-C端子を拡大したものが、右の写真です。
    2. モニタケーブル

    モニタケーブルは、HDMIケーブルまたは、モニタ側がDVIインターフェイスしかない場合は、HDMIとDVIの変換ケーブルを用意してください。
    なお、「Raspberry Pi 4 Model B」以降はMicro-HDMIとなっていますので、変換ケーブルも必要に応じて入手してください。
    HDMI端子を拡大したものが、右の写真です。
    HDMIとMicro-HDMIの変換ケーブルは「Raspberry Pi 4 Model B」以降は必要に応じて入手を検討してください。
    3. LANケーブル

    LANケーブルは、「Raspberry Pi」からインターネットに接続するのに必要となります。
    なお、「Raspberry Pi 3 Model B」以降は無線LANが内蔵されていますので、無線を利用される場合は不要です。
    4. 入力インターフェイス

    入力インターフェイスとして、USBキーボードとUSBマウスを準備してください。ほとんどのものは認識します。