Linux活用レシピ > knoppixの活用 > HDD/SSDのSecureErase


HDD/SSDの消去手順

1. KNOPPIXをコンソールモードで起動

    PCにKNOPPIXのCDを入れて、CDでBOOTします。

    「boot:」と表示されたら「knoppix 3 noswap」 と入力して[enter]キーを押してください。
    boot:knoppix 3 noswap
         ~~~~~~~~~~~~~~~~
    

    KNOPPIXがコンソールモードで起動できたら、以下通りコマンドの入力待ちになります。
    root@Microknoppix:~#


2. 消去ディスクの確認

    データを消去したいディスクを以下のコマンドで確認してください。

    root@Microknoppix:~# parted -s -l print
    
    以下のように表示されます。赤文字の部分がディスクの名前です。
    Model: ATA Hitachi HUA72205 (scsi)
    Disk /dev/sda: 500GB
    Sector size (logical/physical): 512B/512B
    Partition Table: msdos
    
    Number  Start   End    Size   Type     File system  Flags
     1      1049kB  500GB  500GB  primary  ntfs
      

      【参考資料】
      /dev/sda IDE SCSI SATA SAS USBディスクのうち最初に認識したディスク
      /dev/sdb IDE SCSI SATA SAS USBディスクのうち2番目に認識したディスク
      /dev/sdc IDE SCSI SATA SAS USBディスクのうち3番目に認識したディスク
      /dev/sdd IDE SCSI SATA SAS USBディスクのうち4番目に認識したディスク
      
      /dev/cciss/c0d0 SmartArray系のアレイコントローラ1番目の論理ディスク1番目
      /dev/cciss/c0d1 SmartArray系のアレイコントローラ1番目の論理ディスク2番目
      /dev/cciss/c1d0 SmartArray系のアレイコントローラ2番目の論理ディスク1番目
        

3. HDD/SSDの確認

    現在のHDD/SSDの状態を確認

    hdparm -I /dev/デバイス名」と入力します。
    ※デバイス名は上記で確認したディスクの名前です。

    root@Microknoppix:~# hdparm -I /dev/sda
                                   ~~~~~~~~ 手順2.で確認したディスク名
       :
      (中略)
       :
    Security:
            Master password revision code = 65534
                    supported
            not     enabled
            not     locked
            not     frozen  <--確認
            not     expired: security count
            not     supported: enhanced erase
            116min for SECURITY ERASE UNIT.
    
    

    ここで、上記下線部分が「not frozen」になっているか確認します。
    以下の通り「not frozen」になっていない場合は、SecureEraseができません。
       :
      (中略)
       :
    Security:
            Master password revision code = 65534
                    supported
            not     enabled
            not     locked
                    frozen  <--「not frozen」になっていない場合はやり直し
            not     expired: security count
            not     supported: enhanced erase
            116min for SECURITY ERASE UNIT.
    
    
    その場合は、起動したままSSDをホットプラグで抜き差し(電源ケーブルを抜き差し)して、再度、上記コマンドで確認します。

    パスワード設定

    パスワードを設定します。
    hdparm --user-master u --security-set-pass password /dev/デバイス名」と入力します。
    ※デバイス名は上記で確認したディスクの名前です。
    ※「password」部分は、以降で使用しますので、任意の文字を決めて入力してください。

    root@Microknoppix:~# hdparm --user-master u --security-set-pass password /dev/sda
                                                   手順2.で確認したディスク名~~~~~~~~ 
    security_password="password"
    
    /dev/sda:
     Issuing SECURITY_SET_PASS command, password="password", user=user, mode=high
    

    上記の通り、パスワードが設定され、その情報が表示されます。

    再度、以下の通り、HDD/SSDの状態を確認すると、「Security」と表示された項目の、やや下に記載されてあった、「not enabled」の「not」が外れ「enabled」だけになっていることを確認します。

    root@Microknoppix:~# hdparm -I /dev/sda
                                   ~~~~~~~~ 手順2.で確認したディスク名
       :
      (中略)
       :
    Security:
            Master password revision code = 65534
                    supported
                    enabled  <--確認
            not     locked
            not     frozen
            not     expired: security count
            not     supported: enhanced erase
            116min for SECURITY ERASE UNIT.
    
    


4. HDD/SSDの消去

    Secure Eraseの実行

    いよいよ消去を行います。
    time hdparm --user-master u --security-erase password /dev/デバイス名」と入力します。
    ※デバイス名は上記で確認したディスクの名前です。
    ※「password」は手順3.で設定したパスワードです。

    root@Microknoppix:~# time hdparm --user-master u --security-erase password /dev/sda
                                                    手順2.で確認したディスク名 ~~~~~~~~ 
    
    以下の通り表示され、消去が始まります。
    security_password="password"
    
    /dev/sda:
     Issuing SECURITY_ERASE command, password="password", user=user
    
    ※ディスクの状態やディスクサイズにもよりますが、数時間かかる場合もあります。

    完了後の状態確認

    消去完了後、以下の通り表示されます。
     Issuing SECURITY_ERASE command, password="password", user=user
    
    real    64m47.286s
    user    0m0.003s
    sys     0m0.000s
    

    再度、以下の通り、HDD/SSDの状態を確認すると、「Security」と表示された項目の、やや下に「enabled」だけ記載されてあったものが、元通り「not enabled」と「not」がついたことを確認します。

    root@Microknoppix:~# hdparm -I /dev/sda
                                   ~~~~~~~~ 手順2.で確認したディスク名
       :
      (中略)
       :
    Security:
            Master password revision code = 65534
                    supported
            not     enabled  <--確認
            not     locked
            not     frozen
            not     expired: security count
            not     supported: enhanced erase
            116min for SECURITY ERASE UNIT.
    
    

    以上で消去は完了です。お疲れ様でした。

5. KNOPPIXの終了

    消去完了後、パソコンの電源ボタンを押せばシャットダウンが始まります。

    もしシャットダウンが始まらない場合でも、以下のコマンドで終了できます。
    root@Microknoppix:~# shutdown -h now
    

    面倒な場合は、電源長押しでPCの電源を切っても全く問題ありません。
    というのも、CD起動のKNOPPIXのため、ディスクの消去以外でのディスクへのアクセスは全く行わないからです。