◆帯域制御 - 遅延生成◆
1. 「tc」コマンドによる遅延の生成
2. 「tc」コマンドによる様々な遅延の制御
- 「tc」コマンドで、単純な遅延を発生させることができました。
それでは、一旦以下のコマンドで設定を削除します。
root@Microknoppix;~# tc qdisc del dev eth0 root[ENTER]
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これで、ネットワークデバイス「eth0」から出ていくパケットに対して加えていた「100ms」の遅延が解除されます。
- 確認してみましょう。帯域制御PCをはさんで、Windowsパソコンからのping応答が以下のように変化します。
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 =100ms TTL=128
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 =100ms TTL=128
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 =100ms TTL=128
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 =100ms TTL=128
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 =100ms TTL=128 <---コマンド発行
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
192.168.1.13 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
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コマンドを発行した瞬間、遅延がなくなり、元通りの通信に戻っていることが分かります。
また、以下のコマンドで、解除後の設定を確認できます。
root@Microknoppix;~# tc qdisc show dev eth0 [ENTER]
qdisk pfifo_fast 0: root refcnt 2 bands 3 priomap 1 2 2 2 1 2 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1
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tcコマンドはさまざまなトラフィック制御ができ、非常に奥が深いです。しかしこのレシピのような単純な遅延の発生だけ行う場合は、以下の使い方だけおさえておけばOKです。 |
新しく設定を追加する時は 「tc qdisc add」 で、
設定済みの値を変更する際は 「tc qdisc change 」です。
また、先ほどのように 「tc qdisc del」 で設定した値を消せますし、
「tc qdisc show」 で設定している値を確認できます。 |
3. よりリアリティのある制御
4. まとめ
このように、帯域制御PCで遅延を自由に与えられますので、これをネットワーク上の装置間にはさみ込むことで、遅延のエミュレーションを行うことができます。
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