Linux活用レシピ > KNOPPIXの活用 > HDDの複製
このページでは、日本語版KNOPPIXを使ってHDDを丸ごと別のHDDに複製するレシピを紹介します。壊れたテレビ録画HDDを別のHDDに複製し、録画データの損害を最小限に抑えた事例です。

KNOPPIXを使ったHDDの複製について

    このページでは、KNOPPIXを使ってHDDを別のHDDに複製するレシピを紹介します。

    この手順を使えば、HDDをブロック単位で完全に別のHDDに複製できますので、例えばWindowsで使えないフォーマット形式のディスクをはじめ、壊れかけで読み込みができないHDDについても、エラーの出る箇所をゼロ埋めして複製できます。

    特に今回事例として取り上げるのが、テレビに接続した録画用HDDの複製です。
    HDDはいつか壊れるものなのですが、テレビに接続した録画用HDDはWindowsパソコンに接続してもフォーマット形式がWindowsに対応しておらず、中身が見えないことからバックアップが難しい場合が多いです。

    このため、HDDが壊れたりした場合は、録画していた番組を見ようとするとテレビがフリーズしたり、エラーが表示されるなどして、せっかく録画した番組が見れなくなります。こうなってしまうとは残念ながら、復旧は難しいです。

    それでも、不良ブロック以外のところに記録されている録画番組は見れたりするので、異常のない録画番組だけでも救いたい・・・。

    そんな時におすすめしたいのがこのレシピです。この手順は新しいHDDに丸ごと壊れかけのHDDをすべて複製して、異常のない録画番組はこれまで通り見れるようにしようといったものです。

    特に、エラーが出ているブロックは自動的にゼロ埋めして複製しますので、処理を止めることなくHDDのすべてのブロックを一気に複製できます。
    つまり、手順通り複製コマンドを入力して放置すれば、朝には新しい録画用HDDが異常のなかった録画番組ごと複製されて録画用HDDとして仕上がっている状態になります。

    HDDが壊れても、希望を捨てずこのレシピを片手に復旧に挑んでください。