◆ 消去用USBフラッシュメモリの作り方と使い方 ◆
◆ 説明 ◆
DiskDestroyerのDVDから、消去用USBフラッシュメモリ(以下消去用USBといいます)を作成して、消去用USBからパソコンを起動してメディアの消去ができます。
これにより、DVDドライブのないパソコンでも、メディアの消去ができます。
ここでは、消去用USBの作成方法と、消去用USBの使い方を説明します。
なお、この機能は「DiskDestroyerVer2.0.0」からご利用頂ける機能となっております。
「消去用USB」は8Gバイト以上のUSBフラッシュメモリが必要です。別途ご準備ください。
◆ 消去用USBの作り方 ◆
- DVDドライブがあるパソコンで「DiskDestroyer」のDVDを挿入し、DVDからパソコンを起動します。
「DiskDestroyer」起動画面で「ENTER」キーを入力してください。
起動処理が始まります。DiskDestroyerはKNOPPIX日本語版をベースOSとしていますのでKNOPPIX起動後DiskDestroyerが自動起動します。
- ここでは消去用USBを作成しますので、画面右上の「x」クローズボタンでDiskDestroyerを終了します。
- 以下のように「KNOPPIX」のデスクトップ画面が表示されます。
- ここで、消去用USBにするUSBフラッシュメモリをパソコンのUSBポートにさします。
※このUSBフラッシュメモリに保管されている情報はすべて消えますので、中身はバックアップしておいてください。
※「消去用USB」は8Gバイト以上のUSBフラッシュメモリが必要です。
- 左下のメニューから以下の通り「Knoppix」を選び「Install KNOPPIX to flash disk」をクリックします。
- 日本語化された「flash-knoppix」が起動します。
ここで、「リムーバブルデバイス・・・」を選択してください。
なお、選択はメニューをマウスでクリックするか、キーボードの上下の矢印でできますので、選択ののち[ENTER]キーを押すか、「OK」ボタンをクリックすることで、選んだメニューが実行されます。
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- 接続されているUSBフラッシュメモリやリムーバブルデバイスが一覧表示されます。
ここで、インストールしたいメディアを選択して実行してください。 なお、キーボードの「ESC」キーを押すことで、ひとつ前のメニューに戻れます。
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- 以下の通りインストールメニューが表示されます。
「OverlayパーティションとしてFAT32へインストール」を選択します。
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なお、選択したメディアにすでにKNOPPIXがインストールされている場合は、上記インストールメニューは表示されず、以下の通り表示されますので、状況に応じてメニューを選択して実行してください。
- 以下の通り確認メッセージが表示されますので、問題なければ「Yes」をクリックしてください。
再度メッセージが表示されますので、もう一度確認し問題なければ「Yes」をクリックしてください。
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- 以下の通りオーバーレイパーティションのサイズを指定する画面が表示されます。最大サイズを指定し実行します。
- 以下の通りパーティション設定とKNOPPIXのインストールが開始されます。
- 次にオーバーレイパーティションの暗号化を行うかどうか確認されますので「No」を選択します。
- 以下の通り完了のメッセージが表示されれば、消去用USBは完成ですので、「OK」ボタンをクリックして「flash-knoppix」を終了してください。
- 消去用USBが作成できましたので、KNOPPIXのデスクトップ画面に戻り、
- 以下の通り左下のメニューから「ログアウト」を選択し、
- 「シャットダウン」を選択して、KNOPPIXを終了してください。
以上で消去用USBの作成は完了です。
◆ 消去用USBの使い方 ◆
作成した消去用USBで、「DiskDestroyer」を利用する方法を説明します。
- 消去したいメディアがあるパソコンの電源を切り、パソコンのUSBポートに消去用USBを挿し込みます。
- 消去用USBを使うには、まずパソコンをUSBフラッシュドライブから起動するよう、BIOSやUEFIの設定を行います。
BIOSやUEFIの起動は、機種にもよりますがパソコンの電源を入れて「F2」キーや「F12」キー、「Del」キーを連打すると、起動できます。
設定するポイントは、Boot Sequence(起動順)で、Internal HDD(内蔵HDD)よりUSB storage Device(USBフラッシュメモリ等)が起動優先度が上位になるよう、設定し保存してください。
また、機種によってはUSBレガシー機能を有効にしないと起動できないものもありますので、試してください。
電源を入れると以下のような起動画面が出ます。
以下の画面はBIOSのパソコンの場合です。
以下の画面はUEFIのパソコンの場合です。
パソコンがBIOSかUEFIかは自動判別して表示を変えます。 (UEFIのパソコンを持ちの方は消去用USBでのみ「DiskDestroyer」を利用できます。)
- UEFIのSecureBoot(セキュアブート)で利用する場合は、初回起動時に以下の手順でUEFIファームウェアにKNOPPIXのチェックサムを書き込んでください。
次回起動時は不要です。
- UEFIセキュアブートが有効になっている場合、起動時に次の画面が表示されますので「OK」を選択してください。
- HashToolが起動し、Linuxブートローダーの署名付きチェックサムをUEFIファームウェアに挿入できますので「Enroll Hash」を選択します。
- 次の画面が表示されますので、矢印キーで「loader.efi」を選択します。
- チェックサムが表示されますので「Yes」を選択してください。
- 次の画面で「EXIT」を選択しHashToolから抜けます。
- すぐに、以下の通りUSBからDiskDestroyerを起動する画面が表示されます。
※次回からは消去USBで起動すると直接この画面になりますので[ENTER]を入力してDiskDestroyerを起動してください。
- 無事起動ができれば、DVDより高速に下図のような「DiskDestroyer」の画面まで起動します。
あとはDVDの際と同じく、消去したいメディアを選択し、消去方法を選択する形で消去していきます。
- なお、「1.消去メディア選択」で消去用USBを選択し、「3.消去開始」ボタンをクリックすると、以下の通りエラーメッセージが表示されます。
消去用USBでDiskDestroyerを起動している場合は、消去用USB自体は消去できませんので、ご注意ください。
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