Linux活用レシピ > KNOPPIXの活用 > 最新版の日本語化 | |
このページでは、本家より最新のKNOPPIXをダウンロードして、カスタマイズ(リマスタ)を行い、LibreOffice日本語版を含んだ、KNOPPIX日本語DVD版を作成するレシピを紹介します。 |
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└ 説明 準備 ├ 本家KNOPPIX └ カスタマイズ環境 手順 └ カスタマイズ手順 利用 └ 利用イメージ 製品 このレシピで作成した「KNOPPIX 7.6.1 日本語版 DVD (LibreOffice付) 」\980 は以下の販売チャネルで。 |
はじめに
◆カスタマイズ手順◆
ここでは、本家からダウンロードしたKNOPPIXを使って、実際に日本語版KNOPPIXを作成するレシピを紹介します。
以下の画面が表示されますので、[ENTER]キーを入力してください。
以下のとおり表示されたらKNOPPIXの起動は完了です。
カスタマイズ用PCのハードディスクに作業領域を作成します。ここではハードディスク全体を1つの作業領域として割り当てます。 ここから、ターミナルで作業を行いますので、以下のターミナルアイコンをクリックしてください。
以下の通りターミナルが起動します。
次に、以下のコマンドでハードディスクのデバイス名を確認します。
次に、領域を確保できるよう、以下のコマンドで「root」ユーザに変更します。
次に以下のコマンドでハードディスクの領域を再構成します。コマンド中にはハードディスクのデバイス名を入力している箇所がありますので、上記手順で確認したデバイス名を使用してください。
その際コマンド中に入れるデバイス名は上記で確認したデバイス名の後ろに「2」を付与したものとなります。
次に、スワップ領域を以下のコマンドでフォーマットしてください。 その際コマンド中に入れるデバイス名は上記で確認したデバイス名の後ろに「1」を付与したものとなります。
その際コマンド中に入れるマウントポイントは上記で確認したデバイス名の「dev」を「media」に変え、後ろに「2」を付与したものたものとなります。
次に作業領域をマウントします。以下のコマンドでマウントしてください。
次にスワップ領域を有効にします。以下のコマンドで有効にしてください。
以上で、パソコンの準備は完了です。いよいよカスタマイズを始めます。
cloop(圧縮)ファイルの中身をsourceディレクトリに展開します。
※この展開は2時間以上かかります。 次に、起動用のイメージファイルやド キュメント等をmasterディレクトリにコピーします。
◆ 3-2. IPアドレスの設定 ◆
以下のコマンドでIPアドレスを設定します。このレシピでは「192.168.1.13」、サブネットマスク「255.255.255.0」で設定しますが、各ネットワーク環境に置き換えて読み替えてください。
■注意■
パッケージの削除前に実行してしまうと、削除を行っているのに、依存関係を保とうとして、新しいパッケージをapt-getが入れてしまい、効率よくサイズが小さくならなかったり、逆にサイズが大きくなってしまう場合があり、「展開」からやり直しになります。 ◆ 4-1. ルート変更 ◆
その前に、以下通り「/etc/resolv.conf」ファイルを編集し、chroot環境下でDNSを引けるようにします。
もし、利用されている環境がProxyサーバ経由でしかインターネットを閲覧できない場合は、以下通りProxyの変数設定を行います。
大きいサイズのパッケージから削除を行うと、効率的にスリム化を進めることが出来ます。
なお、以下の手順でも「LibreOffice」「gimp」「gparted」「cups」「iceweasel」など、よく使うアプリケーションは残りつつ、DVDイメージサイズを、約4Gバイト程度に出来ます。
◆ 5-1. 最新のパッケージリストを取得 ◆
その場合は、DVDサイズに収まらなくならないよう、注意してください。
さらに、入力メソッドを「uim」に変更します。
続いてシステム設定を変更するかどうかの確認画面が表示されますので、「Yes」を選択してください。 選択画面が出ますので以下の通り「uim」に(*)マークを付けて、「OK」を選択してください。 ※(*)マークは、カーソルを矢印キーで動かして選択し、「スペース」キー入力で付けることが出来ます。 最後に確認画面が表示されますので、「OK」を選択して終了してください。
続いて、「uim-toolbar」の設定を確認します。
There are 6 choices for the alternative uim-toolbar (providing /usr/bin/uim-toolbar). Selection Path Priority Status ------------------------------------------------------------ * 0 /usr/bin/uim-toolbar-gtk3-systray 90 auto mode 1 /bin/true -100 manual mode 2 /usr/bin/uim-toolbar-gtk 60 manual mode 3 /usr/bin/uim-toolbar-gtk-systray 70 manual mode 4 /usr/bin/uim-toolbar-gtk3 80 manual mode 5 /usr/bin/uim-toolbar-gtk3-systray 90 manual mode 6 /usr/bin/uim-toolbar-qt4 50 manual mode Press
日本語化パックをインストールします。
以下通り「/etc/resolv.conf」ファイルを編集し、元に戻します。
lang=en を lang=jaに変更してください。また、 tz=localtime を tz=Asia/Tokyoに変更してください。 # KNOPPIX 7.6 isolinux/syslinux boot config DEFAULT auto APPEND lang=ja apm=power-off initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 tz=Asia/Tokyo TIMEOUT 100 # # KBDMAP german.kbd PROMPT 1 F1 boot.msg F2 f2 F3 f3 DISPLAY boot.msg LABEL auto KERNEL ifcpu64.c32 APPEND knoppix64 -- knoppix LABEL knoppix KERNEL linux APPEND lang=ja apm=power-off initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 tz=Asia/Tokyo LABEL adriane KERNEL linux APPEND lang=ja apm=power-off video=640x480 initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 adriane tz=Asia/Tokyo LABEL knoppix64 KERNEL linux64 APPEND lang=ja apm=power-off initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 tz=Asia/Tokyo LABEL adriane64 KERNEL linux64 APPEND lang=ja apm=power-off video=640x480 initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 adriane tz=Asia/Tokyo LABEL debug KERNEL linux APPEND lang=ja apm=power-off initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 debug tz=Asia/Tokyo LABEL debug64 KERNEL linux64 APPEND lang=ja apm=power-off initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 debug tz=Asia/Tokyo LABEL grub KERNEL grub.exe APPEND --config=; LABEL fb1024x768 KERNEL linux APPEND lang=ja apm=power-off vga=791 video=1024x768 xmodule=fbdev initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 tz=Asia/Tokyo LABEL fb1280x1024 KERNEL linux APPEND lang=ja apm=power-off vga=794 video=1280x1024 xmodule=fbdev initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 tz=Asia/Tokyo LABEL fb800x600 KERNEL linux APPEND lang=ja apm=power-off vga=788 video=800x600 xmodule=fbdev initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 tz=Asia/Tokyo LABEL fb640x480 KERNEL linux APPEND lang=ja apm=power-off vga=785 video=640x480 xmodule=fbdev initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 tz=Asia/Tokyo LABEL memtest KERNEL memtest APPEND foo LABEL dos KERNEL memdisk APPEND initrd=balder.img LABEL failsafe KERNEL linux APPEND lang=en vga=normal atapicd nosound noapic nolapic noacpi pnpbios=off acpi=off nofstab noscsi nodma noapm nousb nopcmcia nofirewire noagp nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 nonetwork nodhcp xmodule=vesa initrd=minirt.gz
これで、圧縮ファイル「/media/sda2/master/KNOPPIX/KNOPPIX/KNOPPIX」に出来ますが、このサイズが4Gバイト以上だと以下のようなエラーが出て、圧縮が成功しません。
圧縮が成功すれば、以下の通りのサイズでファイルが出来上がります。 root@Microknoppix;~# ls -al \ /media/sda2/master/KNOPPIX/KNOPPIX/KNOPPIX[ENTER] -r--r--r-- 1 root root 4163835380 Feb 11 09:59 /media/sda2/master/KNOPPIX/K.. ^^^^^^^^^^=4Gバイト以下(単位はバイト)なのでOK
そのためには、sshサーバをカスタマイズ用PCで起動しておく必要がありますので、以下のコマンドで起動します。
後は、WINSCPでWindowsパソコンから接続し、「/media/sda2/master/KNOPPIX7.6.1JP.iso」を取り出し、DVDに焼けば、「日本語KNOPPIX7.6.1 DVD版(LibreOffice付)」の完成です。
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