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FedoraCore4での作り方

3. OSのインストール

3-1. BIOSの設定

インストールCDから起動できるようBIOSの設定を行います。
  • PCの電源を入れ「Delete」や「F1」等を押してBIOSを起動してください。
  • ※ BIOSの起動についてはPCのマニュアルを見ましょう。マニュアルがない場合はPC電源ON直後に出るメッセージで判断してください。

  • 起動順序はHDDよりCD-ROMが優先になるように以下の例のように設定してください

  • ※ 設定後はSAVEを忘れずに

3-2. インストールCDからの起動

インストールCD 「Disk1」をドライブに挿入してPCを起動します。

  • 最初に[boot:]というメッセージが表示されますので、[Enter]キーを押して進んで下さい。

3-3. インストールCDのチェック

作成したCDのチェックが行えます。
  • 以前チェックを行っているインストールCDであればここは「skip」して下さい。そうでない 場合は正常にインストールCDが焼けているかチェックを行うことをお勧めします。
  • CDのチェックが終わったら、以下の画面は内容を確認し「Next」ボタンで進んでください。

3-4. 言語の選択

  • 「Japanese(日本語)」を選択して「Next」ボタンを押下してください。

3-5. キーボード設定

  • 「Japanese」を選択して「次」ボタンを押下してください。

3-6. モニタの設定

  • ここはモニタが自動検出されます。もし「モニタ未検出」となった場合は「Generic」からモニタの表示できる解像度を選択するか、分からない場合はそのままにして「次」ボタンを押下してください。

3-7. インストールタイプの種類

  • インストールタイプの種類は「サーバー」を選択し、「次」ボタンを押下してください。

3-8. ディスクパーティションの設定

  • 録画データ用の領域を有効に取りたいため「Disk Druid を使用して手動パーティション設定」を選択し、「次」ボタンを押下してください。

3-9. ディスクの詳細設定

  • ディスク設定の初期画面です。

  • ハードディスクを以下のように分割します。
    マウントポイントタイプ容量説明
    /bootext3100Mブートパーティション
    swap搭載メモリx2スワップ領域(搭載メモリ128M以下の場合は256Mにする)
    /ext3残りすべてルートパーティション。最大限に取ります。
    ※ 並びは順不同です。
    ※ 通常システムとデータは領域を分けるべきですので、十分にディスク容量がある場合や、Linuxの領域分けを良くご存知の方は、この手順に従う必要はありません。

    実際に以下の手順で、ディスクを分割していきます。

  • 「新規」ボタンを押し、以下の「パーティションの追加」画面を表示し「/boot」パーティションを作成します。
  • 「マウントポイント」に「/boot」
    「容量(MB)」に「100」
    「固定容量」のチェックを入れて、「OK」ボタンを押下します。

  • さらに「新規」ボタンを押し、今度は「swap」パーティションを作成します。
  • 「ファイルシステムタイプ」に「swap」
    「容量(MB)」にパソコンに搭載しているメモリの倍の容量を入力します。
    ただし、メモリ容量が128M以下の場合は「256」としてください。
    「固定容量」のチェックを入れて、「OK」ボタンを押下します。

  • 最後に「新規」ボタンを押し、「/」(ルート)パーティションを作成します。
  • 「マウントポイント」に「/」
    「最大許容量まで使用」のチェックを入れて、「OK」ボタンを押下します。

  • 最終的に以下のようにパーティションが分割指定できたことを確認し。「次」ボタンを押下し進んでください。
  • ※ 並びは順不同です。

3-10. ブートローダーの設定

  • ブートローダーの設定は標準でGRUBが設定されています。そのままの設定で、「次」ボタンを押下します。

3-11. ネットワークの設定

ここではネットワークの設定を行います。
  • ネットワーク設定の初期画面です。

  • 私の自宅の環境は以下のようになっていますので、この環境の場合で説明します。
    ホスト名tvrecorderTV録画サーバの名前(任意)
    IPアドレス192.168.1.100TV録画サーバのIPアドレス(ネットワークで重複ないように)
    サブネットマスク255.255.255.0ネットワークのサブネットマスク(ネットワークに合わせる)
    ゲートウェイ192.168.1.1インターネットへ接続できるルータのアドレス
    1番目のDNS192.168.1.1プロバイダのDNSサーバのIPアドレスまたは最近のルータは
    DNS代理応答できるのでその場合はルータのアドレス

実際に以下の手順で、ネットワークの設定を行います。

  • 最初に、画面の「編集」ボタンを押し、以下の画面を表示させます。
  • 「DHCPを使用して設定」チェックを外します。
  • 「起動時にアクティブにする」チェックを入れます
  • 「IPアドレス」、「サブネットマスク」を入力し、「OK」ボタンを押下します。

  • 最初の画面に戻りますので「ホスト名」、「ゲートウェイ」、「1番目のDNS」を設定します。
  • 「手動設定」チェックを入れ、右にホスト名を入れます。
  • 「ゲートウェイ」にインターネットへ接続できるルータのアドレスを入れます。
  • 「1番目のDNS」にプロバイダのDNSサーバのIPアドレスまたは最近のルータは DNS代理応答できるのでその場合はルータのアドレスを入れます。

  • すべて入力し終わったら「次」ボタンを押下します。

3-12. ファイヤーウォール/SELinuxの設定

  • ファイヤーウォール/SELinuxの設定は以下の画面のように、「ファイアウォールなし」「SELinux無効」を選択し、「次」ボタンを押下します。

  • 以下の警告メッセージは無視して、「続行」ボタンを押下してください。

3-13. タイムゾーンの選択

  • タイムゾーンの選択はそのまま「次」ボタンを押下します。

3-14. Rootパスワードを設定

  • スーパユーザのパスワードを設定します。なるべく半角で数字・大文字・小文字・記号をおりまぜたパスワードを設定してください。

3-15. パッケージグループの選択

  • パッケージグループの選択では、一覧の中から「GNOME デスクトップ」「開発ツール」にチェックを追加で入れ、その他のチェックはそのままで「次」ボタンを押下します。

3-16. インストール準備完了

  • 確認し「次」ボタンを押下します。

  • 必要なインストールメディアも準備ができていることを確認し、「続行」ボタンを押下します。

3-17. パッケージのインストール

  • パッケージのインストールは数十分かかります。

  • 途中ディスク交換のメッセージが出れば、ディスクを交換し「OK」ボタンを押下して続行させてください。

3-18. OSインストール完了

  • 以下の画面が出ればOSのインストールは完了です。

  • 「再起動」ボタンを押下して、CDを取り出してください。