Ansibleで構築作業の自動化
◆Ansibleの準備について◆
◆手順◆
- CentOS 7を準備し、コンソールからインストールされているPythonのバージョンを以下のコマンドで確認します。
その結果、以下の通りPythonのバージョン2.7がインストールされていればOKです。AnsibleサーバーはPython 2.6か2.7が必要ですので。
$ python --version
Python 2.7.5
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もし、インストールされていない場合は、以下の通りPythonをインストールします。
$ sudo yum install python
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- 次に、Ansibleをインストールするために、epelというリポジトリをインストールします。
$ sudo yum install epel-release
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- リポジトリが追加できれば、以下のコマンドでAnsibleをインストールします。
$ sudo yum install ansible
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- Ansibleがインストール出来れば、以下の通りバージョンが表示されます。
$ ansible --version
ansible 2.3.1.0
config file = /etc/ansible/ansible.cfg
configured module search path = Default w/o overrides
python version = 2.7.5 (default, Nov 6 2016, 00:28:07)
[GCC 4.8.5 20150623 (Red Hat 4.8.5-11)]
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- ここで、pipをインストールします。インストーラをダウンロードします。
$ wget https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py
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- pipインストーラを実行します。
- pipでbotoをインストールします(これはAnsibleのAWS関連モジュールを使うのに必要です)。
botoのバージョンを確認しておきます。
$ pip list | grep "boto"
boto (2.48.0)
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- awscliをインストールします
$ sudo pip install awscli
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awscliのバージョンを確認しておきます。
$ pip list | grep "awscli"
awscli (1.11.117)
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- awscliの設定を以下のコマンドで実施します。
まず、以下の入力メッセージが出ますので、ここにAWSでAIMユーザを作成した際に取得した「アクセスキーID」を入力します。
AWS Access Key ID [None]:xxxxxxxxxx
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続いて、以下の入力メッセージが出ますので、ここにAWSでAIMユーザを作成した際に取得した「シークレットアクセスキー」を入力します。
AWS Secret Access Key [None]:xxxxxxxxxx
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続いて、デフォルトのリージョン入力します。
Default region name [None]:ap-northeast-1
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最後に、コマンド出力結果の表示形式を指定します。
Default output format [None]:json
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以上でawscliの設定は完了です。 設定が終わると「~/.aws」ディレクトリに認証ファイル(credentials)と設定ファイル(config)が作成されています。
$ ls -al ~/.aws
合計 8
drwxrwxr-x. 2 testuser testuser 39 8月 3 00:11 .
drwx------. 6 testuser testuser 156 8月 2 23:19 ..
-rw-------. 1 testuser testuser 48 7月 8 06:48 config
-rw-------. 1 testuser testuser 116 7月 8 06:48 credentials
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次は「PlayBook」を作成し自動構築を行います。
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