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Linuxのデスクトップ録画

Linuxのデスクトップ画面を無料で録画するのにお勧めのフリーソフトウェア「SimpleScreenRecorder」について、使い方とインストール方法をレシピとして紹介します。

Linuxのデスクトップの操作動画をYoutubeなどで公開したい場合に役立ちます。


[利用手順]

SimpleScreenRecorder」は、スタートメニューから起動します。
ディストリビューションによってスタートメニューのどこにショートカットがあるかは様々ですが、このレシピではRaspberryPiのOS「Raspbian」での手順を紹介します。

「Raspbian」の場合、以下の図の通り「スタートメニュー」-「サウンドとビデオ」に「SimpleScreenRecorder」のショートカットがあります。

これをクリックすると、「SimpleScreenRecorder」が起動します。

起動すると、以下の画面が表示されますので、「続行」をクリックします。


まず、以下の画面で@「映像入力」(録画するものは、デスクトップ画面全体か、それとも特定の範囲だけかなど)の指定と、A「フレームレート」を指定します。
また、マウスカーソルの軌道も録画する場合はB「マウスカーソルも録画」を選択し、音声も録音したい場合はC「音声を記録」もチェックしておき、「続行」をクリックします。


次に以下の画面が表示されますので、「保存場所」に録画した内容を保存するディレクトリとファイル名を指定します。
Raspbianの場合はユーザー「pi」のホームディレクトリにある「Videos」が、保存先ディレクトとして自動的に指定されています。
以下の例ではファイル名を「scratch5.mp4」としました。
コンテナやコーデックも目的に合わせて変更が必要な場合は、設定をしてください。
全て良ければ「続行」をクリックして次の画面に進みます。


最後に、以下の画面が表示されますので、「録画を開始」ボタンでデスクトップの録画が開始されるのですが、このウィンドウも録画されてしまうのでお勧めできません。


そこで、この画面にもあります「ホットキー」が活用できます。「ホットキー」は、指定したキーボード操作が行われたときに録画開始ができます。また、録画中に「ホットキー」の操作が行われると録画が停止します。

また、録画していないときは、デスクトップの右上にある以下のアイコンが、

停止のマークなのですがホットキーで録画を開始すると

録画中のマークになりますので、録画しているか停止しているかは、このアイコンを目安にすると便利です。

これを活用することで都合のいいタイミングでの録画の開始・停止ができます。

なお、録画するのに以下のように操作ウィンドウが邪魔な場合は、


これもデスクトップ右上にあるアイコンを、マウスカーソルで「右クリック」すると、以下の通りメニューが表示されますので、「ウィンドウを非表示にする」を選択してください。


すると、以下の通り操作ウィンドウが表示されなくなります。この状態でも裏では「SimpleScreenRecorder」が動作していますので、「ホットキー」が押されると録画開始、もう一度「ホットキー」を押すと録画停止が操作できます。



録画した動画は、操作ウィンドウの「録画を保存」ボタンで、指定されたファイルに保存されます。


なお、操作ウィンドウを非表示にしている場合は、デスクトップ右上のアイコンをマウスカーソルで「右クリック」すると、メニューが表示されますので、以下の通り「ウィンドウを表示」を選択してください。


以上が、「SimpleScreenRecorder」の利用手順になります。

[構成方法]

以上のように「SimpleScreenRecorder」を使えるようにするには、以下の通りLinuxを構成しておきます。
※Raspbian日本語版の構成で説明します。
  1. コマンドプロンプトを開きます。
  2. 以下のコマンドで最新の情報に更新し、「SimpleScreenRecorder」をインストールします。
    $ sudo sudo apt-get update[ENTER]<--情報更新
    $ sudo apt-get install simplescreenrecorder[ENTER]<--インストール
    ・・・
    ・・・
    $ <--プロンプトが返ってきたら完了
    




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