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DiskDestroyer 便利機能の紹介

USBハードディスクをFAT32にしてフォーマットする手順


説明

    意外と知られていませんがWindows2000/XPではFAT32のフォーマットは32Gバイト以上できません。

    このため、32Gバイト以上あるUSBハードディスクは一旦NTFSでフォーマットしてしまうとWindows2000/XPではFAT32に戻すことが出来ません。

    ここでは、一旦NTFSでフォーマットしてしまった32Gバイト以上のUSBハードディスクをDiskDestroyerのベースにあるknoppixで再びFAT32でフォーマットする手順を紹介します。

    消去以外で普通にNTFSからFAT32へのフォーマットに切り替えたい場合は、この手順をご活用ください。

    なお、この機能は「DiskDestroyerVer1.20」からご利用頂ける機能となっております。


手順

  • 「DiskDestroyer」を起動オプション「knoppix 5」で起動します。
    起動直後の以下の「DiskDestroyer」の起動画面で

    knoppix 5 [ENTER]」

    を入力します。

    起動処理が始まります。

  • 以下のような画面サイズの問い合わせが出る場合がありますので、その場合はそのまま「SPACE」キーを押し、進んでください。
    You passed an undefined mode number
    

  • 搭載メモリが少ない場合は、スワップと呼ばれる仮想メモリ領域をハードディスクから取ろうとしますが、その場合はハードディスクを指定せず、処理を続行させてください。

  • 「knoppix」が起動しますので「knoppix」メニューから「システム」-「qtparted」を選択してください。

  • 以下のように「qtparted」が起動します。

  • 上記例ではUSBハードディスク( /dev/sda )は三台目のディスク装置として表示されており、その中身はNTFSフォーマットとなっています。

  • ここでUSBハードディスクが選択された状態で。以下のように「操作」メニュー「初期化」を選択します。

  • 以下のようにパーティションの初期化メニューが表示されますので、パーティションの種類に「fat32」を選択してください。

  • 以下のように種類が「fat32」になれば初期化準備完了です。

  • 以下のように「デバイス」メニューの「確定する」を選択して初期化を実施してください。

  • 以下のように確認画面が出ますので、問題なければ「Yes」ボタンを押下して下さい。

  • 以下のように初期化が始まります。

  • 以下の完了メッセージが表示されれば初期化完了です。

  • 次にフォーマットを行います。画面下の以下の「コンソール」マークをクリックしてください。

  • 以下のようにコンソールプログラムが表示されますので、

    mkdosfs -F 32 /dev/sda1

    と入力してFAT32でフォーマットを実行してください。


    しばらくすると、フォーマット完了メッセージが出ますので、「スタート」メニューからシャットダウンを選んでknppoixを終了してください。

    以上でUSBハードディスクのNTFSからFAT32へのフォーマットは完了です。